548: :2008/10/06(月) 19:55:49.72 ID:
回想 前日 のび太の部屋
スネオ「ジャイアンの声さ!」
のびた「ジャイアンの声!?それが秘策だってのか!?」
スネオ「ジャイアンの声にはもの凄いパワーがある、ガラスだって割っちまうんだ、
人並み以上、いや……、人間の限界を超えている!」
ジャイアン「おぉ!心の友よ!俺の声のよさがわかるのか!」
スネオ「わかるとも!その声のでかさと人並みはずれた低音の歌声だから可能なことがある」
スネオ「超低周波音さ!」
スネオ「ジャイアンの声さ!」
のびた「ジャイアンの声!?それが秘策だってのか!?」
スネオ「ジャイアンの声にはもの凄いパワーがある、ガラスだって割っちまうんだ、
人並み以上、いや……、人間の限界を超えている!」
ジャイアン「おぉ!心の友よ!俺の声のよさがわかるのか!」
スネオ「わかるとも!その声のでかさと人並みはずれた低音の歌声だから可能なことがある」
スネオ「超低周波音さ!」
549: :2008/10/06(月) 19:57:02.17 ID:
ジャイアンすげぇwwww
551: :2008/10/06(月) 20:00:37.63 ID:
ジャイヤン輝きすぎwwwww
552: :2008/10/06(月) 20:00:44.95 ID:
のび・しず・じゃい「超低周波音!?」
スネオ「いいかい、音ってのは空気が振動して聞こえるって知ってるよね?」
のびた「当たり前だろ、小学生でも知ってるぞ!」
スネオ「音は空気の振動、そして振動回数で音の高さ低さがわかる。
人間の声ってのはその振動の周波数が100Hz以下の低音はどうやっても出せないようにできてるんだ」
スネオ「この100Hz以下ってのは低周波音、なんて呼ばれてる。公害の騒音問題なんかで取り上げられる部類さ」
のびた「それとジャイアンの声にどう関係が?」
スネオ「いいかい、音ってのは空気が振動して聞こえるって知ってるよね?」
のびた「当たり前だろ、小学生でも知ってるぞ!」
スネオ「音は空気の振動、そして振動回数で音の高さ低さがわかる。
人間の声ってのはその振動の周波数が100Hz以下の低音はどうやっても出せないようにできてるんだ」
スネオ「この100Hz以下ってのは低周波音、なんて呼ばれてる。公害の騒音問題なんかで取り上げられる部類さ」
のびた「それとジャイアンの声にどう関係が?」
555: :2008/10/06(月) 20:05:33.07 ID:
スネオ「そう急かすなよ、その低周波音よりさらに低い音、これが超低周波音さ。
20Hz以下の低音だ、こうなるともう人間の耳には聞きとれない」
スネオ「でも、身体や周りのものには影響が表れるんだ、
その音だけで窓ががたがた震えたり、人体を気持ち悪くさせたりする……、
例えば、ベースの音が馬鹿でかいバンドのライブをライブハウスでベースのスピーカーの真ん前で観てみたりすると、
途中で気持ち悪くなったりして後ろに下がっちゃう、なんてことがよくあるんだ」
スネオ「ジャイアンの場合、人間じゃ考えられない低音を出している。
僕ら、ジャイアンの歌を聴くと気分が悪くなるだろ?超音痴ってことだけじゃない、
きっと人間離れしたジャイアンの歌声の低さが原因なんだよ」
20Hz以下の低音だ、こうなるともう人間の耳には聞きとれない」
スネオ「でも、身体や周りのものには影響が表れるんだ、
その音だけで窓ががたがた震えたり、人体を気持ち悪くさせたりする……、
例えば、ベースの音が馬鹿でかいバンドのライブをライブハウスでベースのスピーカーの真ん前で観てみたりすると、
途中で気持ち悪くなったりして後ろに下がっちゃう、なんてことがよくあるんだ」
スネオ「ジャイアンの場合、人間じゃ考えられない低音を出している。
僕ら、ジャイアンの歌を聴くと気分が悪くなるだろ?超音痴ってことだけじゃない、
きっと人間離れしたジャイアンの歌声の低さが原因なんだよ」
557: :2008/10/06(月) 20:10:54.88 ID:
石ころ帽子って見えなくなるんじゃなくて意識の範疇から外れる見たいな感じだったと思うんだけど
これって第二者の使用者に対する注意がそれるとかいうことなのかしら
>>557
石ころ帽子は魔界大冒険を参考にしてます
これって第二者の使用者に対する注意がそれるとかいうことなのかしら
>>557
石ころ帽子は魔界大冒険を参考にしてます
558: :2008/10/06(月) 20:11:20.73 ID:
のびた「確かに昔僕の歌がスネオに『ジャイアンよりひどい』って言われたことがあったな。
音痴だけが原因じゃ……お、おいスネオ」
スネオ「ん?」
ジャイアン「だぁれが超音痴だってスネオ君?」
ガツン!
スネオ「痛い!……ちょっと続きを聞いてくれよ!!」
スネオ「このジャイアンの声を、ドラミちゃんの持ってる未来のマイクで低音を増幅させて協力な超低周波音を起こすんだよ!」
音痴だけが原因じゃ……お、おいスネオ」
スネオ「ん?」
ジャイアン「だぁれが超音痴だってスネオ君?」
ガツン!
スネオ「痛い!……ちょっと続きを聞いてくれよ!!」
スネオ「このジャイアンの声を、ドラミちゃんの持ってる未来のマイクで低音を増幅させて協力な超低周波音を起こすんだよ!」
561: :2008/10/06(月) 20:17:04.74 ID:
ドラミ「さっきスネオさんがあるか聞いてきたのは『武さんの声のでかさにたえられて、いくらか音の高さが調節出来るマイク』のことなの」
しずか「武さんの声のでかさに耐えられる?」
のびた「実はジャイアン、本気で歌うと声が大きすぎてスピーカーを壊しちゃうんだよ、
ジャイアンの声を大幅に増幅させるマイクなんてあったら凶器だよ、
昔害虫駆除に使った『狂音波発振機』は音自体をそこまで増幅させてはいなかったな」
しずか「武さんの声のでかさに耐えられる?」
のびた「実はジャイアン、本気で歌うと声が大きすぎてスピーカーを壊しちゃうんだよ、
ジャイアンの声を大幅に増幅させるマイクなんてあったら凶器だよ、
昔害虫駆除に使った『狂音波発振機』は音自体をそこまで増幅させてはいなかったな」
565: :2008/10/06(月) 20:23:03.61 ID:
スネオ「マイクで増幅されて、音の高さを低音に設定したジャイアンの声なら、建物内で強い地震が起きたような揺れを起こせるだろう、
ジャイアンは先に潜入して内部でそれを実行するんだ。なるべく低い階層がいいな。
揺れに驚いたやつらは外に逃げ出すだろ?その騒ぎと一緒に石ころ帽子を被ったみんなが中に入る、
たくさんの認証をクリアできる人間と一緒に入ればが動けば認証だってパスできるはずだ、
中にいる全員が逃げ出すわけじゃないけど、残ったやつらにもそうとうダメージを与えられる!
そして低音周波数をだすジャイアンを止めようにも超低周波音は人間の耳には聞こえないから簡単にジャイアンを見つけることはできない!」
ジャイアンは先に潜入して内部でそれを実行するんだ。なるべく低い階層がいいな。
揺れに驚いたやつらは外に逃げ出すだろ?その騒ぎと一緒に石ころ帽子を被ったみんなが中に入る、
たくさんの認証をクリアできる人間と一緒に入ればが動けば認証だってパスできるはずだ、
中にいる全員が逃げ出すわけじゃないけど、残ったやつらにもそうとうダメージを与えられる!
そして低音周波数をだすジャイアンを止めようにも超低周波音は人間の耳には聞こえないから簡単にジャイアンを見つけることはできない!」
566: :2008/10/06(月) 20:24:08.61 ID:
ジャイアンカッコヨスwwwwwww
567: :2008/10/06(月) 20:27:42.05 ID:
のびた「そっか!そして中に入った僕らは内側から入口をロックすればいいんだね!」
ドラミ「外では私たちが居るようにダミーを使ったりとか、なにか派手なことをして注意を引けば時間を稼げる!」
しずか「基地の広さをうまく利用した作戦ね!そう考えると夜中の方が敵に効果的かもしれないわ」
スネオ「……、偉そうに言ってたけど全部この前読んだ小説に書いてあったことなんだよね」
ジャイアン「なあ、この作戦、おれは誉められてるのか?喜んでいい話なのか?」
のび太「……たぶん喜んでいいんじゃないかな」
ドラミ「外では私たちが居るようにダミーを使ったりとか、なにか派手なことをして注意を引けば時間を稼げる!」
しずか「基地の広さをうまく利用した作戦ね!そう考えると夜中の方が敵に効果的かもしれないわ」
スネオ「……、偉そうに言ってたけど全部この前読んだ小説に書いてあったことなんだよね」
ジャイアン「なあ、この作戦、おれは誉められてるのか?喜んでいい話なのか?」
のび太「……たぶん喜んでいいんじゃないかな」
582: :2008/10/06(月) 20:59:59.40 ID:
ホゲェ~wwwwwww
618: :2008/10/06(月) 23:52:30.55 ID:
アジト内
ビリビリビリ!!メキメキ!!
黒服1「な、なんだこの揺れは!?」
黒服2「じ、地震だ!!みんな、逃げろ!!」
黒服3「……うぉ、なんか気持ちわりい!」
黒服4「相当でかいぞこれは!」
アジト内 地下の空き部屋
黒服A「うわわ、なんだこの揺れは!」
黒服B「じ、地震だ……!外の倉庫の中身が危ないかもしれないぞ!急げ!!」
出木杉(……!まさかのびた君たちか!?この隙に逃げ出せるかも!)
出木杉「この腕のロープさえ切れれば……!」
ビリビリビリ!!メキメキ!!
黒服1「な、なんだこの揺れは!?」
黒服2「じ、地震だ!!みんな、逃げろ!!」
黒服3「……うぉ、なんか気持ちわりい!」
黒服4「相当でかいぞこれは!」
アジト内 地下の空き部屋
黒服A「うわわ、なんだこの揺れは!」
黒服B「じ、地震だ……!外の倉庫の中身が危ないかもしれないぞ!急げ!!」
出木杉(……!まさかのびた君たちか!?この隙に逃げ出せるかも!)
出木杉「この腕のロープさえ切れれば……!」
623: :2008/10/06(月) 23:57:05.20 ID:
アジト内
?「な、なんだこの揺れは!?」
黒服「じ、地震だ……!」
?「そんなわけはない……!お前ら!この部屋からでるな!慌てるなこれは敵の罠だ!……ガキ共め、どんな道具を使ったか知らないが、やるじゃないか!」
ドラえもん「……!」
?「奴に連絡を取れ!原因を探らせてこの揺れを止めさせろ!」
ドラえもん「のびた君たちがきたのか……!」
?「な、なんだこの揺れは!?」
黒服「じ、地震だ……!」
?「そんなわけはない……!お前ら!この部屋からでるな!慌てるなこれは敵の罠だ!……ガキ共め、どんな道具を使ったか知らないが、やるじゃないか!」
ドラえもん「……!」
?「奴に連絡を取れ!原因を探らせてこの揺れを止めさせろ!」
ドラえもん「のびた君たちがきたのか……!」
626: :2008/10/07(火) 00:00:04.52 ID:
アジト 入口
黒服1「な、なんだ、建物のなかより外はそんなに揺れてねえな」
パァン!!!
黒服2「おい見ろ!第三倉庫で爆発してやがるぞ!」
黒服3「……!今ガキの姿が見えたぞ!捕まえろ!!」
パァン!!
黒服4「今度は第七倉庫だ……!くそっ、散れ、散れ!あれが台無しになったらおしまいだぞ!」
ドラミ(いろんなとこにこけおどし時限爆弾とコピーロボットを設置しておいてよかったわ!)
ドラミ「私が出来るのはここまでよ……!みんな、頑張って!」
黒服1「な、なんだ、建物のなかより外はそんなに揺れてねえな」
パァン!!!
黒服2「おい見ろ!第三倉庫で爆発してやがるぞ!」
黒服3「……!今ガキの姿が見えたぞ!捕まえろ!!」
パァン!!
黒服4「今度は第七倉庫だ……!くそっ、散れ、散れ!あれが台無しになったらおしまいだぞ!」
ドラミ(いろんなとこにこけおどし時限爆弾とコピーロボットを設置しておいてよかったわ!)
ドラミ「私が出来るのはここまでよ……!みんな、頑張って!」
628: :2008/10/07(火) 00:01:59.91 ID:
こいつぁwktk
支援age
支援age
629: :2008/10/07(火) 00:04:55.69 ID:
アジト内部 入口 のびたside
大きな揺れが始まった、きっとジャイアンの仕業だろう、
いくらマイクを使っているからってこんな現象を起こせるなんて人間業じゃない。
流石ジャイアンだ。
僕としずかちゃんは互いの姿が見えないので手をつないで建物の入り口近くで隠れて中の黒服達が出てくるのを待っていた。
ドラミちゃんは積極的な介入はできないようで外でいろいろ陽動をする算段になっている。
それにしても凄い揺れだ、
そんなことを考えていると中から黒服たちが飛び出してきた
のびた「今だしずかちゃん!」
大きな揺れが始まった、きっとジャイアンの仕業だろう、
いくらマイクを使っているからってこんな現象を起こせるなんて人間業じゃない。
流石ジャイアンだ。
僕としずかちゃんは互いの姿が見えないので手をつないで建物の入り口近くで隠れて中の黒服達が出てくるのを待っていた。
ドラミちゃんは積極的な介入はできないようで外でいろいろ陽動をする算段になっている。
それにしても凄い揺れだ、
そんなことを考えていると中から黒服たちが飛び出してきた
のびた「今だしずかちゃん!」
630: :2008/10/07(火) 00:11:44.07 ID:
しずかちゃんの手を引いて黒服たちがどんどん出てくる入口に突入する、ゴーグルをつけた黒服も何人かいたけど、
この騒ぎと人の多さでこっちには気付かなかったらしい。僕らは無事に建物の中に入れた。
そしてすぐに近くにあった大きめの観葉植物に身を隠す。
そうして黒服たちが外に逃げ出していくのを待った。
さっきから断続的に激しい揺れが続く、少し気分が悪くなってきていた。
のびた「よし、だいたい外に逃げ出したな!しずかちゃん!」
しずか「ええ!この瞬間接着銃で!」
しずかちゃんはドラミちゃんから借りた瞬間接着銃でドアを固めた、恐らく気休め程度にしかならない程の時間しか時間稼ぎしかできないはず、
どれだけ早くドラえもんを見つけられるか、それが勝負だ。
この騒ぎと人の多さでこっちには気付かなかったらしい。僕らは無事に建物の中に入れた。
そしてすぐに近くにあった大きめの観葉植物に身を隠す。
そうして黒服たちが外に逃げ出していくのを待った。
さっきから断続的に激しい揺れが続く、少し気分が悪くなってきていた。
のびた「よし、だいたい外に逃げ出したな!しずかちゃん!」
しずか「ええ!この瞬間接着銃で!」
しずかちゃんはドラミちゃんから借りた瞬間接着銃でドアを固めた、恐らく気休め程度にしかならない程の時間しか時間稼ぎしかできないはず、
どれだけ早くドラえもんを見つけられるか、それが勝負だ。
631: :2008/10/07(火) 00:17:42.55 ID:
のびた「よし!行こう!」
しずかちゃんの手を引いて建物の中を走りだす。カラン、と音がした。瞬間接着銃をすてたらしい。
しずか「ドラちゃんたちはどこにいるのかしら!?」
のびた「わからない、でもジャイアン達は多分段取り通り地下に居るはずだ、僕たちは上に行こう!」
走っている途中でエレベーターのようなものを見つけたが、何があるかわからないので使わない、これは打ち合わせで決まっていたことだった。
黒服「おい、侵入者だ!」
ゴーグルをつけた黒服と遭遇する、敵が銃を構える前に、
僕はショックガンで敵を撃つ。射撃なら誰にも負けない、早撃ちももちろん負けるつもりはない。
バシュンッ!
黒服が短い悲鳴を上げて倒れた、そしてまた僕たちは走りだす。
しずかちゃんの手を引いて建物の中を走りだす。カラン、と音がした。瞬間接着銃をすてたらしい。
しずか「ドラちゃんたちはどこにいるのかしら!?」
のびた「わからない、でもジャイアン達は多分段取り通り地下に居るはずだ、僕たちは上に行こう!」
走っている途中でエレベーターのようなものを見つけたが、何があるかわからないので使わない、これは打ち合わせで決まっていたことだった。
黒服「おい、侵入者だ!」
ゴーグルをつけた黒服と遭遇する、敵が銃を構える前に、
僕はショックガンで敵を撃つ。射撃なら誰にも負けない、早撃ちももちろん負けるつもりはない。
バシュンッ!
黒服が短い悲鳴を上げて倒れた、そしてまた僕たちは走りだす。
632: :2008/10/07(火) 00:23:57.78 ID:
しずか「案外ゴーグルをかけている人は少ないのね」
のびた「きっと貴重品なんじゃないかな?」
しずか「……だといいんだけど」
のびた「あ、階段!」
念願の階段、一段抜かしで駆けあがる、しずかちゃんも遅れずついてきている、流石は運動部だ。
バシュッ!
のびた「うわっ!?」
二つくらい階を登ったくらいだろうか、いきなりの銃声、幸いにも目の前をかすっただけで命中はしていない。
素早く敵の方向へ向き体を傾けながら、射撃!
のびた「きっと貴重品なんじゃないかな?」
しずか「……だといいんだけど」
のびた「あ、階段!」
念願の階段、一段抜かしで駆けあがる、しずかちゃんも遅れずついてきている、流石は運動部だ。
バシュッ!
のびた「うわっ!?」
二つくらい階を登ったくらいだろうか、いきなりの銃声、幸いにも目の前をかすっただけで命中はしていない。
素早く敵の方向へ向き体を傾けながら、射撃!
633: :2008/10/07(火) 00:25:53.38 ID:
スピード感がカッコイイ
634: :2008/10/07(火) 00:27:31.34 ID:
のび太カッコヨス
635: :2008/10/07(火) 00:29:06.00 ID:
明日も仕事なのに…(´・ω・`)もっとやれ
636: :2008/10/07(火) 00:29:07.61 ID:
階段の上にいた敵に見事命中する、しかしどうやら敵は一人ではなかったようだ、
三人の黒服がまだ上で銃をこちらに向けていた。
のびた(危ない!)
そう思いしずかちゃんと少し下がり、態勢をたてなおそうとしたが、
そのしずかちゃんがいなかった、
いや、正確にはしずかちゃんの手の感触が無くなっていた、という方が正しいだろう。
黒服「ガッ!?」
その時上で銃を構えていた黒服が苦悶の声を上げ、
倒れる、
そして一人、
また一人。
気がつけばあっという間に上にいた黒服が全員倒れていた。
のびた「しずかちゃんか!?」
三人の黒服がまだ上で銃をこちらに向けていた。
のびた(危ない!)
そう思いしずかちゃんと少し下がり、態勢をたてなおそうとしたが、
そのしずかちゃんがいなかった、
いや、正確にはしずかちゃんの手の感触が無くなっていた、という方が正しいだろう。
黒服「ガッ!?」
その時上で銃を構えていた黒服が苦悶の声を上げ、
倒れる、
そして一人、
また一人。
気がつけばあっという間に上にいた黒服が全員倒れていた。
のびた「しずかちゃんか!?」
640: :2008/10/07(火) 00:34:16.04 ID:
しずかちゃん強いwwwwwwwwwww
641: :2008/10/07(火) 00:34:28.49 ID:
しずか「そうよ!うふふ、なんとかやれたみたい!この電光丸って凄いのね!」
恐らくしずかちゃんが黒服達を全員やっつけてしまったのだろう。
名刀電光丸は内蔵されたレーダーで敵キャッチして自動的に相手を倒す、
しかししずかちゃんは自分で敵に突っ込んでいった、大した根性だ。
のびた「まるで女武蔵だな……、銃を持っている相手によくやるなあ」
しずか「のびたさんよく見てよ、この黒服達は全員ゴーグルをつけてないわ」
のびた「あれ、本当だ!どうして?」
ゴーグル無しで石ころ帽子を被っている僕たちをどうして認識できたのか?
しずか「多分、私たちの足音ね、だからこっちの姿が見れなくても大体の見当をつけて撃ってこれた、
それがわかったから私敵の方へ動いて倒したのよ」
のびた「凄い観察力というかなんというか、感心したよ」
しずか「うふふ、先へ進みましょ!」
恐らくしずかちゃんが黒服達を全員やっつけてしまったのだろう。
名刀電光丸は内蔵されたレーダーで敵キャッチして自動的に相手を倒す、
しかししずかちゃんは自分で敵に突っ込んでいった、大した根性だ。
のびた「まるで女武蔵だな……、銃を持っている相手によくやるなあ」
しずか「のびたさんよく見てよ、この黒服達は全員ゴーグルをつけてないわ」
のびた「あれ、本当だ!どうして?」
ゴーグル無しで石ころ帽子を被っている僕たちをどうして認識できたのか?
しずか「多分、私たちの足音ね、だからこっちの姿が見れなくても大体の見当をつけて撃ってこれた、
それがわかったから私敵の方へ動いて倒したのよ」
のびた「凄い観察力というかなんというか、感心したよ」
しずか「うふふ、先へ進みましょ!」
642: :2008/10/07(火) 00:39:36.62 ID:
建物地下 スネオside
スネオ「うええぇ、ジャイアンのやつ、本当に凄いな、ドラミちゃんの薬がなけりゃ俺は今頃死んでいたかもしれないぞ」
ジャイアンの声で建物全体が断続的に大きく揺れる、流石ジャイアンだ、
ジャイアンの歌をこんなに頼もしく思うことは滅多にない。
スネオ「とりあえずジャイアンとは離れてドラえもんと出木杉君を探しているけど……」
見つからない、この建物広いんだ。
地下一階調べるだけでこんなに時間を費やすとは思わなかった。
スネオ「うええぇ、ジャイアンのやつ、本当に凄いな、ドラミちゃんの薬がなけりゃ俺は今頃死んでいたかもしれないぞ」
ジャイアンの声で建物全体が断続的に大きく揺れる、流石ジャイアンだ、
ジャイアンの歌をこんなに頼もしく思うことは滅多にない。
スネオ「とりあえずジャイアンとは離れてドラえもんと出木杉君を探しているけど……」
見つからない、この建物広いんだ。
地下一階調べるだけでこんなに時間を費やすとは思わなかった。
644: :2008/10/07(火) 00:43:55.05 ID:
スネオ「と、なるとだ。俺もスパイ映画みたいなことをやるしかないな」
まず黒服を探す、慌ただしく動いているから注意力は散漫だ、そこにつけ込めばいい。
スネオ(……見つけた!)
ゴーグルをつけた黒服が一人、早足で自分の前を歩いている。
銃を持っているけど構いやしない。
僕は足音をなるべくたてないように後ろから近づいていく……今だ!
僕は一気に黒服との距離を詰め、
スーパー手袋をしたこの左手で敵の左手を掴み、ひねりあげた!
まず黒服を探す、慌ただしく動いているから注意力は散漫だ、そこにつけ込めばいい。
スネオ(……見つけた!)
ゴーグルをつけた黒服が一人、早足で自分の前を歩いている。
銃を持っているけど構いやしない。
僕は足音をなるべくたてないように後ろから近づいていく……今だ!
僕は一気に黒服との距離を詰め、
スーパー手袋をしたこの左手で敵の左手を掴み、ひねりあげた!
645: :2008/10/07(火) 00:46:18.21 ID:
スネ夫の成長ぶりにママン感激ザマス
647: :2008/10/07(火) 00:49:21.90 ID:
黒服「ぐうっ!?な、なんだこりゃ!敵か!?」
黒服は右腕を背中の方に回し、銃をこちらに向けてくる。
しかしそんなことを予測してなかったわけがない、銃口を掴み、力任せにそれを捨てる!
そして相手の右腕を掴んで後ろに引っ張る、これで拘束完了だ。
スネオ「すごいなスーパー手袋は……大の大人の力もなんともないや!」
黒服は僕から逃げようともがくが、手袋の力とこの態勢からは逃れることができない、
ああ、ジャイアンから受けていた攻撃がこんな時に役立つなんて!
スネオ「あんまりにも凄い力だから、手加減できないかもなぁ!」
黒服は右腕を背中の方に回し、銃をこちらに向けてくる。
しかしそんなことを予測してなかったわけがない、銃口を掴み、力任せにそれを捨てる!
そして相手の右腕を掴んで後ろに引っ張る、これで拘束完了だ。
スネオ「すごいなスーパー手袋は……大の大人の力もなんともないや!」
黒服は僕から逃げようともがくが、手袋の力とこの態勢からは逃れることができない、
ああ、ジャイアンから受けていた攻撃がこんな時に役立つなんて!
スネオ「あんまりにも凄い力だから、手加減できないかもなぁ!」
648: :2008/10/07(火) 00:50:44.48 ID:
石ころって存在感そのものがなくなるんじゃなかったっけ。
652: :2008/10/07(火) 00:54:04.56 ID:
石ころとかモーテン星とか似たアイテム多いよね
651: :2008/10/07(火) 00:53:56.87 ID:
ぎりり、と左手を捻る力を強める、黒服からは苦悶の声が出ていた。
一方的な、暴力。まるで昔のジャイアンじゃないか。そう思うと少し苦笑いがでた。
スネオ「こんな腕、折っちゃうかもしれないなぁ……!」
ぎりり……
黒服「や、やめてくれ……」
スネオ「……だったら、俺を、ドラえもんか出木杉君のところへ案内するんだ!
お前たちが捕まえたやつのことだぞ!早くするんだ!」
一方的な、暴力。まるで昔のジャイアンじゃないか。そう思うと少し苦笑いがでた。
スネオ「こんな腕、折っちゃうかもしれないなぁ……!」
ぎりり……
黒服「や、やめてくれ……」
スネオ「……だったら、俺を、ドラえもんか出木杉君のところへ案内するんだ!
お前たちが捕まえたやつのことだぞ!早くするんだ!」
654: :2008/10/07(火) 00:58:32.15 ID:
ジャイアンside
俺は声を出し続けていた、なるべく低音が出るように、低く、低く。
歌を歌ってしまったら自分の居場所がばれてしまうらしい、だから歌えない。それが少し悲しかった。
必要とされているのは俺の歌じゃない、声だ。
なんとなく、感付いてはいた。俺はおそらく、人よりちょっとだけ音痴なのだ。
リサイタルを開いても、皆嫌々参加しているのが少しずつ分っていった。
(俺の歌は誰にも必要とされていない)
俺は声を出し続けていた、なるべく低音が出るように、低く、低く。
歌を歌ってしまったら自分の居場所がばれてしまうらしい、だから歌えない。それが少し悲しかった。
必要とされているのは俺の歌じゃない、声だ。
なんとなく、感付いてはいた。俺はおそらく、人よりちょっとだけ音痴なのだ。
リサイタルを開いても、皆嫌々参加しているのが少しずつ分っていった。
(俺の歌は誰にも必要とされていない)
656: :2008/10/07(火) 01:03:07.51 ID:
そんなこと中学に入ってからは気づき始めていた。
(それでも俺は歌が歌いたい)
歌が、好きだ。どうしようもないくらい、好きだ。大好きだ。
幼い頃からテレビで観ていた歌番組、あこがれの歌手。
自分も、いつか自分もとずっと夢を見て、歌ってきた。
(俺は歌手になるんだ!)
夢だ、夢なのだ。そんなことは。
わかっている、現実はそんなうまくできてはいない。
(それでも俺は歌が歌いたい)
歌が、好きだ。どうしようもないくらい、好きだ。大好きだ。
幼い頃からテレビで観ていた歌番組、あこがれの歌手。
自分も、いつか自分もとずっと夢を見て、歌ってきた。
(俺は歌手になるんだ!)
夢だ、夢なのだ。そんなことは。
わかっている、現実はそんなうまくできてはいない。
657: :2008/10/07(火) 01:08:47.24 ID:
ジャイアンかわいそす・・
658: :2008/10/07(火) 01:09:08.93 ID:
【ドラえもん長編~のび太中学生編~ 終】の続きを読む
将来の夢に『プロ野球選手』と書いたやつが何人その夢を叶えられるのか?
全員叶うなら、俺の周りは将来野球選手だらけになってしまう。
わかる、わかっている。夢なのだ。
きっと叶わない。
(それでも)
今は、今だけは自分の声を必要としてくれている仲間がいる。
全員叶うなら、俺の周りは将来野球選手だらけになってしまう。
わかる、わかっている。夢なのだ。
きっと叶わない。
(それでも)
今は、今だけは自分の声を必要としてくれている仲間がいる。